その育毛剤、効かないよ?

育毛剤・AGA・自毛植毛・毛髪再生医療・薄毛について辛口でぶった切るブログです

シナモンに発毛効果を期待するな

シナモンで髪の毛が生えるという、超絶くだらない発毛法がテレビでたびたび紹介されています。
このブログの読者はシナモンなんかに飛びつかないとは思いますが、念の為に書いておきます。

シナモンで発毛するほど世の中は甘くありません。

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ソレダメ!で根来秀行さんがシナモン発毛説を唱える

テレビ東京系「ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜」の2018年10月24日放送分で、根来秀行さんが「シナモンで発毛する」と発言されていることを私も確認しました。オードリーの林正恭さん、高橋真麻さんが司会を務める番組です。

根来秀行さんはお医者さんではありますが、薄毛治療の専門家ではありません。以下のような書籍を多数執筆していることからもわかるとおり、雑多で色んな分野に顔を出したがる人。

身体革命ー世界最先端のアンチエイジングの法則
眠っているうちに病気にならない体をつくる本
老けない、太らない、病気にならない24時間の過ごし方
長生きの健康常識はウソばかりー最高のアンチエイジング入門
健康は「時間」で決まる
成功する人はなぜ23時に眠るのか
血管を「ゆるめる」と病気にならない
ホルモンを活かせば、一生老化しない
「毛細血管」は増やすが勝ち!
毛細血管が寿命をのばす

まあ睡眠医学、時計遺伝子系ではそれなりに知られた人ではありますし、大変優秀な研究者だとは思いますが、薄毛のことは全く研究なんてされていないわけですよ。

誰かが書いたシナモン発毛研究論文を引っ張り出してきて、テレビで思いつきのように発毛説なんて唱えないで欲しいんですよねえ…。これ信じちゃってシナモン摂りまくる人が出ちゃうわけで。かわいそうに。

シナモンで発毛するという根拠は曖昧すぎ

一応シナモン発毛説の根拠を書いておきます。
もちろん信じないでくださいね。

シナモンには「シリンガレシノール(分子式: C22H26O8)」という成分が含まれており、血管を増やす効果があるTie2(タイツー)を活性化させます。
だから発毛する!という話らしいです。

シナモン → シリンガレシノール → Tie2活性化 → 発毛

もうこの手の中学生の思いつき発毛法にはうんざりなんですよ、僕らは。シナモンで生えるだの、唐辛子で生えるだの、温泉に浸かったら生えるだのと…。

いつもこんな適当なことを研究者さん達が発表する度に、日本中の薄毛の人たちは右往左往しちゃうわけ。

で、実際にシナモンで発毛したの?

結局この研究者たちはシナモンで発毛した事実を提示できないんですよね。「シナモンにはTie2活性化作用があるから発毛する可能性がある」って言ってるだけ。

可能性ってなんだよ可能性って。
実際に生えてから発表しろよ!

って世の中の薄毛の人はもっと怒っていい。
シナモン発毛説なんて唱える連中に怒っていいですよ。

ソレダメ!では唐辛子(カプサイシン)も取り上げられていた

ソレダメ!では「シナモン」「唐辛子」「コショウ」の3つの食品を芸能人に提示して、どれが発毛効果あるでしょう?というクイズ形式で番組を勧めていました。で、答えはシナモンだったわけですが…。このブログの読者ならもうお気づきですよね。

そう、唐辛子。

10年ほど前までは「唐辛子に含まれるカプサイシンは発毛効果がある」と、とある大学の研究者が発表して大きな話題になりました。当時人気だった健康情報番組あるある大辞典でも取り上げられ、ダブルインパクトというサプリはバカ売れしています。

結末はもう皆さんご存知ですね。
以下で解説しているように、カプサイシンによる発毛効果実験は捏造だった疑いが強まり、研究者は大学を追われています。
aga-aga.hatenablog.jp

こんなんばっかりですよ、発毛業界って。育毛剤業界だけでなく、医者すらも信用できない業界。モラルが崩壊しています。

インド人はカレーが好きだからハゲないとかいうゴリ押しも紹介されていた

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番組では、カレースパイスにはシナモンが含まれているので、インド人が薄毛じゃない=シナモンは発毛する!みたいなわけのわからない理屈も紹介されていました。
実際にインドに行って確認したところ9割の人がフサフサだったから、シナモンは発毛するんだ!ってわけです。

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もうね、テレビ東京さん…。
理屈が中学生レベルなんですよ…。

そういえばランブットという育毛トリートメントも、インド人はノニというフルーツを頭に塗っているからハゲが少ない説を唱えていました。流行ってるんですか、この手法?しょーもない。
aga-aga.hatenablog.jp


その後出た週刊誌記事によると、テレビ放送翌日にはスーパーからシナモンのスパイスが在庫切れを起こしたとか。まあそれも嘘くさいですけどね。シナモンたくさん売ってるを実際に確認しましたし。

まとめ:シナモンに期待する人は、全員ハゲる

この手のくだらない健康情報番組を信じてシナモンに発毛効果を期待しちゃうような人は、無残にもハゲていくのでしょう。発毛効果が立証されているのは「フィナステリド」や「ミノキシジル」のような発毛医薬品だけ。それ以外を信じちゃダメですよ!

リグロEX5とミノタブを徹底比較!効果、副作用、価格の違いとは?

2018年11月に発売されるミノキシジル外用薬リグロEX。

有効成分はミノキシジルですが、同じ有効成分のミノタブと比較してみました。

リグロEX5 ミノタブ
M字ハゲへの効果 ×
つむじへの効果
副作用の軽さ ×
価格 △ 1ヶ月7000円 ○個人輸入なら △AGAクリニックなら
入手性



M字ハゲ・生え際への効果はミノタブの圧勝

全体的にミノタブの方が発毛効果が高いですが、特にM字ハゲ部分、つまり生え際への効果は秀逸なものがあります。

同じミノキシジル成分ではありますが、頭皮に塗るタイプのリグロEX5は生え際にはあまり効かないという弱点があります。

内服薬のミノタブは生え際にもしっかり効きます。

ってことでM字ハゲ・生え際への効果はミノタブの勝利。圧勝。

つむじへの効果もミノタブの勝利

つむじ部分はリグロEX5もなかなかの発毛効果があります。それでもミノタブの方が発毛効果は上ですね。

まあとにかくミノタブの発毛効果は凄いです。副作用さえ無ければ…。

ってことで、つむじ部分への発毛効果を比較してもミノタブの勝利です。ただしリグロEX5も大検討ですね。

副作用の軽さはリグロEX5の圧勝

副作用についてはリグロEX5が圧勝です!比べものになりません。

リグロEX5の副作用はほとんどの人が軽微なものにとどまり、ちょこっと痒くなったり被れたりすることがあるかな〜?ぐらいのもの。よほど心臓疾患に問題があるような人でなければ大丈夫でしょう。

ミノタブの副作用は強いです。心臓や循環器系が弱い人は避けた方がいいです。また頭髪だけでなく全身の毛が増えてしまうという副作用も。

副作用の軽さはリグロEX5の圧勝!大勝利。



価格は若干ミノタブ

リグロEX5は一ヶ月分が7000円程度です。

一方ミノタブは入手方法によって価格が異なるので比較しづらいですが、

・個人輸入→1ヶ月2500円程度

・AGAクリニック→1ヶ月7000円程度

といったところでしょう。

ミノタブは個人輸入だとめちゃくちゃ安いですが、その分医師による管理が無くなるのでリスクはあります。

入手性はリグロEX5

ドラッグストアで簡単に購入できるリグロEX5の勝利!

ミノタブはAGAクリニックに行くか、個人輸入しなければいけません。

まとめ

リグロEX5とミノタブを比較してみました。どちらがいいとは一概には言えませんね。

発毛効果→ミノタブが強い(特にM字ハゲ)

安全性→リグロEX5の圧勝

という感じです。発毛効果と安全性のどちらを優先させるかでリグロEX5とミノタブを選ぶといいのではないでしょうか!

ミノタブはアメリカFDAですら副作用が強いから未承認

前回のこの記事に引き続きミノタブ関連情報です。

aga-aga.hatenablog.jp

今回取り上げるのは「ミノタブはどこの国でも認可されていない」ということ。ミノタブが日本で未承認なのは有名な話ですが、実は海外でもミノタブは認可されていません。あの医療先進国アメリカですら、まだ未承認です。

アメリカにおいて日本の厚生労働省に該当するのはFDA(アメリカ食品医薬品局、Food and Drug Administration)という組織です。FDAは先進国の中でもかなりアグレッシブに色んな医薬品を認可することで知られていて、まさに世界の医療・医薬品をリードする存在です。発毛剤のツートップであるミノキシジルやフィナステリドも日本よりはるかに早く認可しています。

そのFDAですら、ミノタブは未認可です。
っていうか認可する気配すら感じませんし、薄毛治療目的としては飲むなとすら言っています。

ミノタブ情報日本より積極的に医薬品を認可するアメリカFDAですらミノタブは薄毛治療目的には認可していない。それどころか薄毛治療としては使うなと警告している


ミノタブ=ロニテン=高血圧治療薬

薄毛治療薬として認可されていないミノタブですが、他の治療目的としてはすでにFDAが認可しています。それが高血圧治療薬ロニテン(Loniten)です。アメリカの製薬会社ファイザーが製造・販売しているもので、1979年に認可されています。

結構古い医薬品なんですよ、ミノタブって。

このロニテンを飲んでいた患者の体毛が激増してしまったために「あれ、ミノタブ(ロニテン)って毛を増やすらしいぞ!」と騒ぎになって、薄毛治療にも使われるようになったんですね。このように元々の目的とは違う治療目的を持つ医薬品は結構たくさんあって、フィナステリドも元は前立腺肥大症の治療薬でした。

いまだにミノタブは薄毛治療としては臨床実験が進んでいない

このように薄毛治療としても使えるっぽいという話が出てきて、もう何十年も経っているにも関わらず、ミノタブの薄毛治療効果を測る臨床実験はろくに行なわれていません。製薬会社としては副作用が強すぎて、製品化できないと考えているのでしょう。

ミノタブ情報ミノタブに関するまともな臨床実験(人間の身体を使った医薬品実験)は行なわれていない

ミニタブを認可している国は全く無いというリスクは忘れずに

ミノタブはすでに海外で認可されているけれども、日本ではまだ認可されていないという類の医薬品ではありません。どこの国でも認可されていないのです。副作用が強いから。このリスキーな事実は忘れないでおいてください。

あまりにも安易に個人輸入でミノタブを飲んじゃうのは危ないし、もっと言えばAGAクリニックがガンガン処方しているのもちょっとヤバイなという感じが拭えません。そのうち厚生労働省から指導が入るのではないかと私は危惧しています。

チャップアップやフィンジア、イクオス、ブブカなどの、ただのアルコールで発毛効果全く無い育毛剤と比べるとミノタブは確かに発毛します。でもそのぶんリスクも大きいんです。

ミノタブ情報ミノタブは発毛するが副作用が強すぎる

血液検査と血圧検査は必須!

もしどうしてもミノタブを処方してもらいたい場合は、必ず血液検査と血圧検査を行っているAGAクリニックを選んでください。血液検査しないでミノタブを処方しているAGAクリニックはヤバすぎます。ミノタブは高血圧治療薬なので血圧がかなり下がるという事をAGAクリニックが軽視しすぎだと思います。

まとめましょう。

1.できればミノキシジル外用薬+フィナステリドでの治療を選択
2.どうしてもミノタブを飲みたければ血圧検査などをしっかりしてくれるAGAクリニックを選ぶ

ってところでしょうね。

湘南美容クリニックなら、処方前に血液検査を行ってくれます。2160円と費用はかかってしまいますけど、必ず血液検査を受けてからミノタブを処方してもらいましょう。

髪の毛よりも、健康が大事!

ミノタブは未承認薬なのになぜAGAクリニックで処方されている?違法なの?

ミノキシジルの液体タイプ(外用薬、頭に塗るやつ)は国内で現在3つの医薬品が登場し、徐々に知名度が上がりつつあります。一方で、ミノキシジルの本来の発毛力を活かせるのは液体ではなく錠剤(ミノキシジルタブレット、以下ミノタブ)の方なのですが、日本ではミノタブは認可されていません。

  • ミノキシジル液体→認可済み
  • ミノタブ→未承認(日本だけでなくアメリカでも認可されていない)


医薬品は厚生労働省が認可したものでなければ薬局で販売したり、病院で処方したりすることができないものです。それにも関わらず、一部のAGAクリニックではミノタブを堂々と処方しています。これは違法なのでしょうか?

未承認医薬品でも医師の管理があれば処方してもいい


もちろん違法でも何でもなく、きちんと法律・制度にのっとってミノタブは処方されています。

実はミノタブのような未承認医薬でも医師がきちんと管理していれば、病院で処方することは可能です。日本はどうしても医薬品の認可が遅れがちな国です。そのため海外ではかなり効く医薬品としてすでに認可されているのに、日本国内ではまだ入手することができないというドラッグ・ラグ(ドラッグ・ラグ - Wikipedia)が起こりがちです。

そのギャップを埋めるために、海外では流通していて日本ではまだ認可されていない未承認医薬品でも、病院で医師の管理下であれば処方することが可能なのです。主にガンなど重篤な疾患分野でよく使われる手法です。

というわけで、ミノタブは日本国内では認可されていない医薬品ながら、AGAクリニックの独自の判断で処方可能というわけなのです。

もちろんミノタブに保険は適用されないため、全額自己負担となります。ミノタブを処方するために血液検査をしたとしても、その検査は保険適用されませんから、全額10割を負担しなければいけません。

個人輸入でもミノタブを入手できる…ができれば病院がベスト

病院での処方以外にも「個人輸入」という方法でもミノタブを入手することはできます。ただしミノタブは副作用が大きいので、安易に個人輸入するのは控えてください。

ミノタブの有効成分ミノキシジルは、頭に塗る外用薬としては安全性の高い医薬品です。せいぜい痒みや被れなど軽い副作用は留まります。

しかし内服タイプのミノタブとなると、副作用の強さは一気に跳ね上がります。正直に言って、医学的知識の無い人が安易に飲むべきものではありません。AGA治療ガイドラインというものを発表している日本皮膚科学会も、ミノタブを使うのは副作用の大きさから、服用すべきでないとまで警告しています。

どうしてもミノタブを服用してみたいという人は湘南美容クリニックなどのAGAクリニックで、医師の管理のもと処方してもらいましょう。

著作権侵害ブログへの対応

最近このブログ(aga-aga.hatenablog.jp)の記事や画像を、機械的に丸ごとパクって使用しているブログをいくつか見かけます。著作権侵害が確認された場合は以下の手順で対応しております。

1.管理しているサーバーに対して報告して対応してもらう

2.サーバー業者が対応してくれない場合は、プロバイダ責任制限法の「送信防止措置請求」で記事の削除を依頼

たいていの場合は2までで済むのですが、悪質かつ大量の記事を窃盗されている場合は3に進みます。

3.プロバイダ責任制限法の「発信者情報開示請求」で氏名・住所・電話番号などをサーバーやドメイン管理業者に開示

4.開示された情報を使い損害賠償請求


現在手続きを進めているブログは以下の通りです。

(2018年11月5日現在)
ドメイン名:
beautyteen20.com
対処:
エックスサーバー株式会社へ報告済み
プロバイダ責任制限法の送信防止措置請求を準備中
画像、記事を大量に全てコピーしているので相当悪質と判断し、発信者情報開示請求により損害賠償請求まで行います

発毛剤は4000円台の価格なら爆発的に売れるはず

発毛剤があまり使われないのは価格のせい

国内の発毛剤は6000円台(1ヶ月分)

「発毛剤」ってどうも影が薄いというか、発毛力のわりに世間的な認知度が低い気がします。
実際ロート製薬などの調査でも大半の人が発毛剤そのものを認知しておらず、薄毛になったらシャンプーや育毛剤を使うと答えています。

なぜ効果のある医薬品である発毛剤があまり売れないのに、全く効果が無い育毛剤の方が売れてしまっているのか?その原因は価格にあると思いますね。発毛剤の価格はもう少し安くなるべきです。

現在主流の発毛剤であるミノキシジル5%外用薬の価格は、1ヶ月分で6000円〜7000円台。
リアップX5が唯一6000円台、その他のリアップX5プラスローション、メディカルミノキ5、リグロEX5はいずれも7000円台となっています。

20代〜30代にとって、発毛剤に毎月6000円以上出すのはちょっと厳しい。
発毛剤の実売価格が5000円を切って4000円台になるようなら爆発的に売れるはずです。

製薬会社さん、頼みますよ。

なぜ発毛剤と同等の価格の育毛剤が売れているのか?



ここで発毛業界に詳しい人なら、なぜ発毛剤と同じぐらいの価格の育毛剤がバカ売れしてしているのか疑問に感じる人もいるでしょう。
確かにチャップアップなどの育毛剤は全く発毛効果が無いくせに、発毛剤と同じ価格でめちゃくちゃ売れています。

育毛剤はお手軽に売りやすい

育毛剤が売れる理由は簡単です。
育毛剤は医薬品ではないため、ネットで売りやすいんですよ。

医薬品のようにさまざまな広告規制が無いし、売り手も参入しやすい。アフィリエイトといって、ブログ経由で育毛剤を売ったら販売報奨金をブロガーに与える仕組みも育毛剤販売企業は活用しており、1本7000円程度の育毛剤を売ると5000円以上のアフィリエイト報奨金を与えるようなところもあります。

育毛剤メーカーの大半は「ネット広告企業」「情報商材企業」などが絡んでいるので、ネットで物を売る手法は熟知しており、マーケティング能力が高いんですね。だから売れる。

それに対して発毛剤は医薬品なので、ネットの広告などもかなり制約がある。ドラッグストアや薬局でも発毛剤は第一類医薬品という厳しいカテゴリなので薬剤師経由でしか購入できない。

発毛剤は売りづらい、だから育毛剤より売れないんですよ。

育毛剤は作りやすい

育毛剤は作るのも簡単です。
育毛剤を作っている化粧品会社に頼めば、1〜2週間ですでに用意されている育毛剤に自分の好きな商品名やパッケージを付けて売り出すことができます。

例えば育毛剤で一番売れているチャップアップはこの手法が用いられています。販売元のソーシャルテックという企業がチャップアップを開発したかのように公式サイトでは書かれていますが、実態は天真堂という化粧品メーカーがあらかじめ用意した「育毛剤ラインナップ」から1つを選んで、それにチャップアップという名前を付けて売っているだけです。

だから数年前までは同じ中身の育毛剤を別々の企業が「チャップアップ」「ブブカ」という名前で販売している始末。アホらしい。



発毛剤が普及するには4000円台が必要!

海外では4000円以下で発毛剤が購入できる

海外から個人輸入すれば、日本国内で7000円近くで売られている発毛剤(ミノキシジル5%)と同じ有効成分を持ったものが、半額以下の4000円以下で手に入れることができます。

海外の発毛剤は正直品質が悪く、また個人輸入すれば偽物を掴まされるリスクもあるために単純に国内発毛剤とは比較できませんが、それでも20代〜30代の男性にとっては「1ヶ月4000円以下の価格で発毛剤が買える」というのは魅力的です。だから実際ミノキシジルのような発毛剤だけでなく、フィナステリドのような発毛内服薬も海外から個人輸入する人が非常に多いです。

切実なお願い

製薬会社さん!
ミノキシジル5%を4000円ぐらいにできませんか?

国内ミノキシジル発毛剤は、あまりにもボトルが高級すぎます。
1mlを正確に測れるし、確かに使いやすいのは事実です。
でも若くして薄毛に悩んでいる人は、使いやすさよりも安さを求める人が多いのも事実。

1ヶ月4000円の価格で発毛剤が購入できるなら、発毛根拠のない育毛剤なんて誰も買わなくなるはずなんですよ。
国内の製薬会社さんは思い切って、実売4000円のミノキシジル5%発毛剤を販売して欲しいところです。

(2018年11月22日追記)朗報!ミノゲインが5378円で発売

良いニュースが飛び込んできました。ミノキシジル5%を配合した発毛剤「ミノゲイン」が、税込み5378円で発売されました。詳しくは以下の記事で。
aga-aga.hatenablog.jp

4000円台にはギリギリ届きませんでしたが、それでも大幅にミノキシジル5%外用薬の価格相場を下げてくれました!よくやったサンドラッグ!

育毛剤は投げ捨てろ!育毛剤と発毛剤の違いを比較

長らく孤軍奮闘していた発毛剤「リアップ」の特許が切れて、2018年に入りメディカルミノキ5(8月)、リグロEX5(11月)続々と同一性分を採用した発毛剤が発売され出しました。間違いなく、これからは発毛剤の時代です。

え?育毛剤?
育毛剤をまだ使ってるんですか?


そんなものはもうゴミとして捨ててしまいましょう。
育毛剤の宣伝に騙されず、育毛剤には発毛効果が無いと認識することが発毛への第一歩ですよ。


育毛剤と発毛剤の違い

育毛剤と発毛剤って何が違うのか、イマイチわからない人も多いと思われるので解説しておきましょう。

まず具体的な商品は以下の通り。
・発毛剤…リアップ、リグロEX5、メディカルミノキ5など
・育毛剤…チャップアップ、フィンジア、イクオス、ブブカ、ランブットなど


で、育毛剤と発毛剤の違いを簡単に言ってしまえば「発毛効果があるか無いか」です。
育毛剤には発毛効果が無いため、いくら使っても髪の毛は生えてきませんが、発毛剤には発毛効果があるために適切に使えば発毛します。

発毛剤は髪の毛が生える

発毛剤には、髪の毛が生えるという効果、つまり発毛効果があります。
しかも発毛効果は様々な医療機関が実験で立証して、それを国に提出し、国が認可しています。
国が発毛効果を認めているのが発毛剤なのです。

育毛剤では髪の毛が生えない

逆に、育毛剤には髪の毛が生える効果はありません。
国は一切発毛効果を認めていないですし、科学的にも根拠がありません。
それなのに育毛剤メーカーや育毛剤販売会社は「髪の毛が生えるように見せかけて売っている」のです。

育毛剤と発毛剤は月とスッポン

育毛剤と発毛剤を比較してみましょう。この表を見ても、あなたはまだ育毛剤を使いたいと思いますか?

種類 発毛効果 発毛効果の認可 科学的根拠 販売元
発毛剤 製薬会社など
育毛剤 × × × 得体のしれない化粧品会社など

もう平成も終わろうとしているのに、いまだに科学的根拠が無い育毛剤に騙されて抜け毛を撒き散らすのはやめましょう。
育毛剤なんてものは昭和の産物です。

これからは発毛効果が日本のみならず世界中で国から認可されている「発毛剤」を使うべきです。
もし育毛剤が自宅にあるなら、今すぐ捨てましょう。
何の役にも立ちません。

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リグロEX5(ミノキシジル5%)は女性でも発毛効果はあり!ただし自己責任で

リグロEX5を女性が使ってもいいのか最初に結論:
理論上はリグロEX5を女性が使えば発毛します。
ただしリグロEX5は男性向けにしか認可されていない発毛剤です。

なぜ女性向けに認可されていないのか、また本当に女性がリグロEX5を使って発毛するのか解説してみました。


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リグロEX5を女性が使えば発毛効果はある

リグロEX5の有効成分はミノキシジルなので、女性が使えば発毛効果が得られます。
ミノキシジルは男性だけでなく、女性にも発毛効果があると正式に厚生労働省が認めています。

ただし現在女性向けに認可されたミノキシジル発毛剤はリアップリジェンヌだけで、これは有効成分のミノキシジルがちょっと薄いタイプとなっています。

製品名 有効成分 男女どちら向け?
リアップリジェンヌ ミノキシジル1% 女性向け
リグロEX5 ミノキシジル5% 男性向け

日本国内ではミノキシジル5%の発毛剤が3種類存在しますが、いずれも男性専用となっており女性向けではありません。

ただし、もちろん女性がリグロEX5などのミノキシジル5%発毛剤を使ったら発毛効果はあります。
ミノキシジル5%よりも濃度が薄いミノキシジル1%を使っても発毛効果があるわけですから、ミノキシジル5%で発毛効果を得られないわけがありません。
男性が対象ではありますが、ミノキシジル5%の方がミノキシジル1%よりも発毛効果が高いデータが製薬会社から提示されています。

女性向けに認可されていないからといって、発毛効果が無いわけではありません。

なぜリグロEX5は女性向けに発売されていないのか?

医薬品を国内で発売するときは、必ず男性・女性の両方が使っても問題ないかどうかを実験して、国(厚生労働省)に提出しなければいけません。

この実験は結構大変でお金や費用がかかってしまうため、男性にしか売れない医薬品であれば実験対象を男性だけに絞ることで開発コストを下げることができます。

日本で発毛剤はほぼ男性にしか売れないため、リグロEX5も男性向けにしか認可を得ないという判断をしたようです。

ようするに単に開発・製造コストの問題であって、女性はリグロEX5で発毛効果を得られないというわけではないのです。



リグロEX5を女性が使っても副作用はないの?

日本国内ではリグロEX5の有効成分であるミノキシジル5%を女性が使用した臨床データがないため、副作用が生じるかどうかはわかっていません。

ただし海外では普通に女性向けにミノキシジル5%の発毛医薬品が売られています。
アメリカではロゲイン(Women's Rogaine)という商品名で2014年2月にミノキシジル5%外用薬が認可されています。

つまり女性だからといって使えないということはないのです。
海外の女性と日本の女性は体格などが違うため単純に比較はできませんが、頭皮に塗るタイプのリグロEX5であれば副作用は生じにくいでしょう。

なおアメリカで認可されている女性向けミノキシジル5%であるロゲインは、1日1回使用するようになっています。
男性向けロゲインやリグロEX5は1日2回使うタイプなので、回数が少なくなっています。
男性と同じ量を使うと少し副作用が強く出てしまうからでしょう。

内服タイプのミノキシジルは要注意

なお海外ではミノキシジルの内服薬(錠剤)も処方されていますが、女性は内服タイプのミノキシジルは飲んではいけません。
副作用が強く出るとされています。

あくまで女性が使っても問題ないのはリグロEX5のような外用薬タイプのミノキシジルです。
なお男性向けの定番発毛剤である「フィナステリド」は女性厳禁です!

成分名 男性 女性
ミノキシジル5%外用薬(リグロEX5など)
ただし認可はされていない
ミノキシジル1%外用薬(リアップリジェンヌなど)
ミノキシジル内服薬
フィナステリド ×

まとめ

女性がリグロEX5を使えば発毛するでしょう。
有効成分ミノキシジル5%は世界中で女性向けに発毛効果が実証されているからです。

ただしリグロEX5は男性向けにしか認可されていないため、ドラッグストアーで女性が購入しようとしても断られる可能性が高いです。
リグロEX5は第一類医薬品ですから薬剤師の許可が無いと買えません。