その育毛剤、効かないよ?

育毛剤・AGA・自毛植毛・毛髪再生医療・薄毛について辛口でぶった切るブログです

海外にはなぜ「育毛剤」が存在しないのか

要約:
・「育毛剤」は海外では存在せず「医薬品」を使うのが一般的
・海外では、日本で人気の育毛剤に含まれている育毛剤成分はニセ科学と見なされて相手にされていない

日本では「育毛剤」「育毛医薬品」の2つのカテゴリーがありますよね。

育毛医薬品…プロペシア(フィナステリド)、リアップ(ミノキシジル)など
育毛剤…効果なしで有名なチャップアップ、フィンジア、イクオス、ブブカなど

驚く人もいるかもしれませんが、海外では「育毛剤」というカテゴリーがほぼ存在しません。
ほぼすべての人が育毛医薬品を使っているという現状があります。

日本(と韓国)だけなんです、チャップアップだのフィンジアなんて効かない育毛剤が売れているのは。

海外では育毛医薬品しか使われていない

その原因は2つ。

・うさんくさい育毛剤成分の嘘は、人口の多い英語圏ではネットの情報を通して見破られる
・日本よりも育毛医薬品が安価に入手できる

だから誰も「育毛剤」なんて買わないので、そもそも売られていないんですよね。

海外ではほぼ全ての人がフィナステリドとミノキシジルを使っています。

アメリカはもちろん、ヨーロッパでもフィナステリド&ミノキシジルが薄毛対策の定番であって、キャピキシルとかノコギリヤシとかピディオキシジルとかセンブリエキスとか、効きもしない育毛成分とやらが入った育毛剤を使う人はまずいません。

もしフィナステリド、ミノキシジルのような育毛医薬品で改善しなかったら潔くボウズにするか、自毛移植をするのが海外の薄毛の男性の一般的な行動です。
カツラをつけるひとは年々減っていて、このままだとアメリカでは10年後には男性向けカツラ業界自体が成り立たなくなるかもしれないとか。

まあとにかく育毛剤なんてものは海外では売れてないし、そもそも売られていないんです。
ニセ科学として馬鹿にされるような存在が育毛剤なのです。



日本限定の大人気成分は海外では相手にされていない

日本で人気の育毛剤によく入っている育毛成分「キャピキシル(Capixyl)」なんて、海外では全く知られていません。

海外のWikipediaには項目が存在しないほどだし、開発メーカー(ルーカスマイヤーコスメティクス・LUCAS MEYER COSMETICS)の項目もありません。


なぜか日本版のWikipediaにだけは存在しますが、項目の作成者の編集履歴を確認すると明らかに育毛剤業界の人です。
つまりキャピキシル系育毛剤を売りたい育毛剤業界の誰かが作った項目。
開発元メーカー(カナダ)がある英語圏のWikipediaにすら項目が存在しないキャピキシルなんて、ちっとも革命的でも何でも無いんですよ。

キャピキシルは「インコスメティックス」という化粧品成分の展示会カンファレンスで、2011年にブロンズ賞を受賞したと日本では宣伝されていますが、そのそもその展示会自体が海外では全く相手にされていないレベルなんです。
英語圏で検索してみるとわかりますが、表示されるページはほとんど展示会主催者&展示会で賞を受賞したいかがわしい企業からの情報発信元だけ。

ちゃんとした展示会なら、それなりのメディアからの言及があってしかるべきなのに一切なし。
いかに注目されていないかってことなんですよ。

【まとめ】育毛剤なる全く効果がないものが売れ続けているのは日本と韓国だけ

日本と韓国ぐらいなんですよ、キャピキシルとかピディオキシジルなんていうまやかし成分が崇められているのは。
チャップアップみたいなくだらない育毛剤が売れているのは日本だけ。


本当に髪の毛を生やしたいなら、ちゃんとした医学的根拠があり、比較実験によって発毛効果が確認された医薬品を使うべきです。

あなたが購入を検討している育毛剤、あるいはすでに使っていて手元にあるその育毛剤。

本当にそれ、効果ありますか?
その育毛剤にあなたの人生をかけるだけの覚悟をお持ちですか?