フラーレンに発毛、育毛効果はない
BOSTONスカルプエッセンスに含まれれている「フラーレン」という成分。
これに育毛効果があると宣伝しているようですが、真っ赤な嘘です。
発毛効果も育毛効果も何もございません。
- フラーレンとは
- フラーレンの育毛臨床実験では「髪の毛が伸びる速度がちょこっと上がった」
- 活性酸素が原因で薄毛になるわけじゃないからフラーレンは効かない
- フラーレン入り育毛剤
- フラーレンを使った育毛サロン、美容室向け「HEXAGFACTOR」
- フラーレンまとめ:育毛効果など期待するな
フラーレンとは
フラーレンとは1985年に発見された物質。イギリスの化学者ハロルド・クロトー、アメリカの物理学者、天文学者、化学者リチャード・スモーリー、同じくアメリカの化学者ロバート・カールらによって見出されました。
フラーレン自体は非常に有用性のある物質で、HIVの治療などに使えるのではないかと期待されています。なお、発見した3人の化学者らは1996年にノーベル賞を受賞しています。このノーベル賞をフラーレン入り育毛剤の宣伝材料に使っている業者の商魂のたくましさには感心しちゃいます。全然育毛と関係ないのに。
フラーレンの育毛臨床実験では「髪の毛が伸びる速度がちょこっと上がった」
2007年に産総研(産業技術総合研究所)という日本を代表する研究機関により、フラーレンは活性酸素を除去する性質があることが発見されたことから、美容業界は「アンチエイジングに使える!」「肌が若返る!」と飛びつきました。いわゆる抗酸化物質ってやつです。
人間の身体は活性酸素によって「錆びる」ので、フラーレンのような抗酸化物質を使えば活性酸素が除去されて若返るっていう理屈です。
で、当然日本の育毛剤業界もフラーレンに飛びつくんです。
活性酸素は人間にとって有害なため、それを除去してくれるフラーレンを頭皮に塗れば髪の毛が発毛する!という得体のしれない仮説をぶちまけてさっそく臨床実験が行われました。
30〜50代の男性16人を集めて8人、8人の2グループに分け、それぞれ「フラーレン入りのトニック」と「フラーレンなしのトニック」を24週間(6ヶ月)塗ってもらうという実験です。
臨床実験期間の6ヶ月はともかくとして、16人という被験者は少なすぎます。
8人ずつの2グループで比較しても正確なデータは取れないはずです。
この時点で実験の意義がいまいちなんですが、実験結果も微妙なものとなってしまいました。
本数、密度は一切変化なし!
・・・ダメじゃん。
でも髪の毛が伸びる速度は上がったそうです。
1.1倍ほどに。
それ誤差の範囲じゃないの。
活性酸素が原因で薄毛になるわけじゃないからフラーレンは効かない
男性の髪の毛が薄毛になる原因は男性ホルモンDHTです。決して活性酸素によって薄毛になっているわけじゃない。
だから仮に本当にフラーレンが活性酸素を除去してくれる効果を持っていたとしても、それが薄毛治療効果につながるっていうのは論理が破綻してる。
でも育毛剤業界はこういうまやかしを平気で消費者に押し付けてくるんですよね。
フラーレン入り育毛剤
BOSTON(ボストン)スカルプエッセンス
1ヶ月分:9800円(2018年8月現在)という鬼のように高い価格で売られている、フラーレン入り育毛剤がボストンスカルプエッセンス。株式会社エスロッソ。
キャピキシルとピディオキシジルに加えて、フラーレンが入ったことを売りにしている育毛剤。
BOSTONっていうのは育毛サプリで有名なので、その流れで購入する人が多いんだと思われる。
キャピキシルに効果が無いことはこのブログでも散々紹介しています。ミノキシジルの3倍効くなんて真っ赤な嘘です。騙されちゃいけません。
PHRローションEXプラス
amazonで7000円。
フラーレンが入っているばかりか、プロキャピル(オレアノール酸・アピゲニン・ビオチノイルトリペプチドの総称)というミノキシジルと同等の効果があるなどとメーカーが宣伝している育毛成分です。信じないでくださいね。
メセルスカルプケアSRエッセンス
公式サイトで5918円。
メセルというメーカーはマイナーでほとんど知られていないかもしれません。
「フィナステリドでは顕著な改善はしないし、ましてや育毛剤や育毛シャンプーで改善するわけがない!」と企業サイトで言い切っています。これは大変好感が持てますね。
…しかしその結果、じゃあ何を売っているのかというとフラーレン入りの育毛剤。
しかもそれを使って育毛サロンをいまどき展開しており、数万円から数十万円ものコース料金が掲げられています。
主に女性をターゲットにしているよう。
さすがに言っていることがめちゃくちゃです。
フラーレンを発見した化学者達も泣いていることでしょう。
フラーレンを使った育毛サロン、美容室向け「HEXAGFACTOR」
HEXAGFACTOR(ヘキサジーファクター)は美容室や育毛サロン向けに開発されたフラーレンやキャピキシル入りのヘッドスパ用品です。
グロスファクター理論なる謎の言葉を発している神戸の「三資堂製薬」というメーカーが2016年9月より展開しています。
・ヘキサジーファクター1(GF1)…フラーレン
・ヘキサジーファクター3(GF3)…キャピキシル
これらを美容室などでヘッドスパとして使っているようです。
実際にフラーレン入りのヘキサジーファクター1(GF1)を使っている美容室の育毛メニューをいくつか調査していみました。
だいたい2回で13,000円程度。
3ヶ月コースで6万円。
専用育毛剤付きだと12万円。
高すぎ…。
髪を切りに行ったら、
「お客さん、だいぶ薄毛になりつつありますね、このままだとヤバイですよー」
「うち、フラーレンあるんだけど塗っていく?13000円」
「12万コースもあるよ?やるでしょ?ハゲたくないでしょ?」
ってな感じでセールストークされるんでしょうか。
怖すぎます。
そんな美容室行きたくない。
フラーレンまとめ:育毛効果など期待するな
育毛業界に着々とフラーレンが根付き始めています。
育毛剤だけでなく、ヘッドスパ用品として美容室にも展開されていることに驚いた人もいるのではないでしょうか?
フラーレンの発毛効果など真っ赤な嘘!
効きません!
高すぎるし!
ノーベル賞をうさんくさい育毛剤のために利用しないで欲しいものです。
キャピキシルの「ミノキシジルの3倍の効果を持つ」は真っ赤な嘘!
最初に結論:
キャピキシルにミノキシジルの3倍の発毛効果はない
実験データを適当にいじくり回して発毛効果があるように見せかけている
高いお金を出してキャピキシル育毛剤を買うのは人生の損失!
フィンジアなどの育毛剤に含まれているキャピキシルという成分。
ここ数年で人気が出てきた育毛成分なのですが…その実態は全くのデタラメです。
キャピキシルに発毛効果はありません。
「ミノキシジルの3倍の効果がある」という宣伝文句を掲げるキャピキシルの、3つのデタラメのからくりを暴露しちゃいます。
ちなみに厳密に言うとキャピキシルという成分自体が存在するわけではなく、以下の2つの成分の総称として開発元のルーカスマイヤー社がキャピキシルを採用しています。まあそっちの方が売りやすいんでしょうね。
・アセチルテトラペプチド-3
・レッドクローバー(学名アカツメクサ、主要物質ビオカニンA)
さてさっそくキャピキシルの育毛効果のデタラメを見ていきましょう。
- キャピキシルのデタラメ1:生体外実験
- キャピキシルのデタラメ2:髪の毛の伸び率が3倍であって、新しく生えた本数ではない
- キャピキシルのデタラメ3:開発元の実験のみで信ぴょう性がない
- キャピキシルのデタラメまとめ
キャピキシルのデタラメ1:生体外実験
人間で実際に実験していない「生体外実験」
毛包ごと取り出してキャピキシル(実験ではアセチルテトラペプチド-3)とミノキシジルを加えたら、髪の毛がどれぐらい伸びるのかを比較実験しています。
その結果、ミノキシジルよりもキャピキシルの方が効果があった!ということを開発元ルーカスマイヤーは主張しているんですが…
しかしこれには大きな問題があります。
実際に人間の頭皮にキャピキシルとミノキシジルを塗って、髪の毛がどうなるのかを実験していないんです。
あくまで「生体外実験」なのです。
※生体外実験のイメージ
有効成分を頭皮に塗って、それが頭皮にどの程度浸透して、どの程度毛根に作用するのかが育毛成分の鍵を握ります。
いくら理論上はめちゃくちゃ髪の毛が生える成分でも、それが実際に人間の体内でどのように作用するのかは別の話です。
頭皮に使った場合は、すぐに蒸発しちゃって頭皮に一切染み込まないかもしれません。
頭皮から仮に吸収されたとしてもそれがどれだけ毛根に届くかは未知数です。
だから実際に人間の身体を使って臨床実験をしなければ、育毛効果なんてものはわからないんですよ。
このように実際に人間の頭皮に塗って実験しないといけません。
実験方法がズルい
ミノキシジルもフィナステリドも、人間の身体で臨床実験をしています。
それをアメリカや日本の政府機関が認めたからこそ、発毛医薬品として認可されてるんです。
それに対してキャピキシルは生体外実験だけしかやっていません。
頭皮から毛包ごと取り出して、そこに有効成分を加えても実際の発毛状況とはあまりにもかけ離れてしまいます。
そんな状態で髪の毛が伸びたなんて主張しても意味がありません。
キャピキシルのようなうさんくさい育毛成分はいつもこの手口を使います。
人間の身体に実際に使った実験結果でなければ、本当の効果の比較はできないんですよ。
実際にキャピキシル育毛剤を使っても効かない、効果がないのは当然です。
生体外実験しかしてないんですから。
キャピキシルのデタラメ2:髪の毛の伸び率が3倍であって、新しく生えた本数ではない
薄毛の人にとって気になるのは「本数が増えるかどうか」でしょう。
でもキャピキシルの実験では「髪の毛の生える速度」でミノキシジルとキャピキシルを比較しちゃってます。
もう一度言います。
「髪の毛の生える速度」です。
…それ、どうでもよくないですか?
伸びるスピードが3倍になったとしても、それ何の意味があるの?
新しく生えてこなければ意味がなくない?
と誰もが突っ込みたがるところ。
キャピキシルのデタラメ3:開発元の実験のみで信ぴょう性がない
キャピキシルはさまざまな医療機関が客観的に実験していない。
開発元のルーカスマイヤー、あるいは提携していてる医療機関が実験しているだけです。
これでは信ぴょう性が0。
自社に有利な実験環境で比較しているかもしれないし、そもそものデータを捏造してる可能性すらある。
こんな比較データに価値は無い。
キャピキシルのデタラメまとめ
キャピキシルが日本限定で人気を博したのは「ミノキシジルの3倍の発毛効果がある」という宣伝文句。
でもその根拠自体がこの記事で説明したように真っ赤な嘘だったわけです。
キャピキシルが人気なのは日本だけ。
海外ではこのようなうさんくさい育毛成分は一切相手にされないので、売れていない。
売れていないどころか、そもそもキャピキシル製品が存在しないレベル。
ルーカスマイヤーがあるカナダや、育毛先進国のアメリカではキャピキシルなんて一切存在しないんです。
それでもあなたは下記のキャピキシル入りの育毛剤を使いますか?
・フィンジア
・ザ・スカルプ5.0C
・Growth Project Boston スカルプエッセンス
ハッキリ言います。
お金の無駄ですよ。
卓球はハゲない、サッカーはハゲる?日本のスポーツ別ハゲ率を調査
野球、サッカー、バスケット、バレー、卓球
おそらく日本の競技人口トップ5はこの5競技だと思うんですよね。野球サッカーは当然として、バスケットも中高生の登録者数はかなり多い。卓球は中高生に加えて大人層も相当。バレーも部活が盛ん。
そんなわけで、日本で盛んなこれらのスポーツ競技のトップクラスの20人〜を選出して「薄毛かどうか」をチェックしてみました。
・薄毛じゃない(5点)
・薄毛の兆候がある(2点)
・M字ハゲになりつつある(0点)
・完全に薄毛(-2点)
この4段階で評価して合計値を算出することで、日本の人気競技別の薄毛発症率を算出しようという非常に野心的かつしょーもない企画です。
どの20人を選出したか、またどのアスリートを薄毛と判定したのかはあえて公表しないことにします。「〜〜は薄毛」などとアスリートを揶揄するような記事は書きたくないですからね。
それでは結果発表。上位ほど薄毛の選手が少ないということです。
第1位 卓球
脅威の94点を叩きだしたのが卓球です。薄毛っぽい人が全然見つからないレベル。非常に健康的な髪の毛を持つ選手ばかりでした。
第2位 バレー
卓球についで2位にランクしたのがバレーボール。あんまり薄毛な人はいないけど、ちょこちょことヤバイ選手が見つかりました。また過去の日本代表を振り返ると完全に薄毛の選手もいましたね。
卓球とはちょっと差がありますが堂々の2位です。
第3位 バスケット
3位はスラムダンク人気で競技人口が爆発した後も、中高生レベルでは部活人口上位のバスケットです。2位のバレーに比べるとちょっと薄毛率が高いですね。
第4位 野球
4位は日本でも屈指の人気スポーツである野球。普段はキャップを被っている選手ですが、プライベートなどの画像で判断しました。バスケットとはさほど差がありませんが、20代から着々と薄毛になるトップ選手が目立ちます。
第5位 サッカー
最も薄毛になりやすいのはサッカーでした。4位の野球とかなり離れた5位。とにかく薄毛の選手ばかりという印象です。
古くはJリーグブーム当時に大人気だった鹿島アントラーズのアルシンド選手。河童(かっぱ)のような綺麗なつむじハゲで「アルシンドになっちゃうよ〜」というアデランスのCMもブームになりました。
しかし現在の日本選手でつむじタイプの薄毛はほとんど存在せず、圧倒的に多いのがM字ハゲタイプの薄毛。記憶に新しい2018年ロシアワールドカップの日本代表にも、ちょっとヤバメの選手が多くいましたね。
他を寄せ付けないレベルで薄毛が多いのはサッカーでした。
なぜ卓球は薄毛が少なく、サッカーは薄毛だらけなのか
まず薄毛率が低い卓球、バレー、バスケットは屋内競技で、薄毛率が高い野球とサッカーは屋外競技という違いがあります。屋外で長時間過ごしていると紫外線の影響を頭皮がもろに受けるため、薄毛になりやすいのかもしれません。
サッカーは唯一「頭」を物理的に使うスポーツです。ボールをヘディングしますよね。まあこれは関係ないでしょう。
競技ごとに男性ホルモンの量が違うのではないか
さて、私がスポーツごとの薄毛の原因と疑っているのは「男性ホルモンの有無」です。男性ホルモンが強めの人は薄毛になりやすいのはもう常識となりつつあります。男性ホルモンであるテストステロンは体内の酵素と結びつき薄毛を引き起こすDHTとなります。DHTこそが薄毛の元凶であるとすれば、男性ホルモンが強い、濃い人ほど薄毛になりやすいということになります。
卓球とサッカー。なぜ薄毛発症率がここまで差があるのかは、男性ホルモンと関係があるのではないでしょうか。
つまり卓球をやる人は比較的男性ホルモンが薄く、サッカーをやる人は男性ホルモンが強め。そう考えるとなんとなく合点がいきますね。
トップレベルの卓球選手の画像を100枚ほど見て真っ先に感じたのは、すね毛の薄さです。卓球は非常に短いパンツを履くスポーツなので足が丸見えなんですが、まあとにかく皆さん足が綺麗。脱毛してんじゃないか?ってぐらいすね毛が薄いんですよね。男性ホルモンが強いほど体毛は濃くなりますから、卓球選手は男性ホルモンが薄いのかもしれません。
逆にサッカーをやる男性は少々血の気が荒いタイプが多い印象を受けます。中高生の部活でもサッカー部と卓球部では性格が全然違いますよね。サッカーはちょっとオラオラ系、卓球はナイーブでシャイ。男性ホルモンの量が関係しているのかもしれません。
まとめ
卓球を始めれば薄毛が治る!という話ではなくて、子供の頃に卓球を始めるのは男性ホルモンが薄い人が多いのではないかという仮説を立ててみました。
ちなみにラグビーの薄毛率も相当に高そうです。男性ホルモン量はサッカー選手より高そうですよね。今度また時間があったら調査してみます。
ミノキシジル5%ジェネリック外用薬の認証状況(2018年8月現在)
スカルプD メディカルミノキ5の発売でにわかに活気づくミノキシジル5%医薬品の認証状況(リアップは除く)はこちら。2018年8月20日現在です。
(2018年10月28日追記)ロート製薬からミノキシジル5%外用薬の発売が決定しました。
(2018年11月20日追記)東和薬品からミノアップの発売が決定しました。リョート−ファイン株式会社製造。
(2018年11月22日追記)廣昌堂のミノゲインがサンドラッグ限定で発売されました。
申請年月日 | 商品名 | 申請業者名 |
---|---|---|
2017/7/6 | プレミアムミノキ5 | 東亜薬品株式会社 |
2017/7/6 | ヘアメディカルミノキ5 | 東亜薬品株式会社 |
2017/7/6 | メディカルミノキ5 | 東亜薬品株式会社 |
2017/12/12 | リグロEX5(2018年11月17日発売) | ロート製薬株式会社 |
2017/12/12 | リグロウEX5 | ロート製薬株式会社 |
2018/3/2 | 加美乃素デルタ | シオノケミカル株式会社 |
2018/4/2 | ミノグロウ | 大興製薬株式会社 |
2018/4/2 | ケカール | 大興製薬株式会社 |
2018/4/10 | ミノアップ(2018年11月21日発売) | リョートーファイン株式会社 |
2018/4/10 | MR.NARUKEミノキシジル5 | リョートーファイン株式会社 |
2018/4/10 | ナルケン5 | リョートーファイン株式会社 |
2018/4/16 | ミノゲイン(2018年11月20日発売) | 株式会社廣昌堂 |
2018/4/16 | ミノケア | 株式会社廣昌堂 |
2018/4/16 | ゴガミ | 株式会社廣昌堂 |
2018/4/16 | オルケア5 | 株式会社廣昌堂 |
2018/5/23 | スカルプD メディカルミノキ5 | 東亜薬品株式会社 |
2018/6/11 | ミノファイブ | 大興製薬株式会社 |
2018/6/11 | S.Gアップ | 大興製薬株式会社 |
※赤文字の「スカルプD メディカルミノキ5」のみ発売済
2017/7/6に認証を受けている東亜薬品株式会社のメディカルミノキ5については、2017年10月に育毛シャンプー屋のアンファーより発売が予定されていました。しかし医薬品に義務付けられている添付文章が申請時のものと異なるとして発売が延期され、結局発売自体が中止されてしまった経緯があります。
武井壮さん、伊勢谷友介さんなど芸能人を起用して大々的なプロモーションを仕掛けていただけに、アンファーとしては痛恨の失態として今後も語り継がれるでしょう。
結局、日本初のミノキシジルジェネリックは、2018年8月に発売された同じ東亜薬品株式会社が申請していた「スカルプD メディカルミノキ5」という名称になりました。すでにこのブログでもお伝えしているようにジェネリックにも関わらず本家リアップより高く品質もイマイチという意味不明仕様になっております。
本命はロート製薬の「リグロEX5」?
大半の申請元業者がジェネリック専業なのに対して「ロート製薬」の名前が目立ちます。いわずとしれた大企業ですね。
ただ申請商品名が「リグロウEX5」となっているのが気になります。
リグロウといえば株式会社ハーバー研究所なるところから出ている、さっぱり効果がない「薬用リグロウ」という育毛剤と同じ名前だからです。
「スカルプD メディカルミノキ5」が育毛シャンプーのアンファーから発売されたように、リグロウEX5もロート製薬が製造するけれど発売は株式会社ハーバー研究所となるかもしれません。一応東証ジャスダックに上場していますからそれなりに大きな企業ですが、何の効果も無い育毛剤を発売していた時点で期待が尻すぼみしてしまいます。効果はもちろんリアップX5と同等でしょうが、無駄に高そう。
ちなみに1990年代〜2000年代初期の頃に、海外ミノキシジルで「リグロ」というものも存在していました。Regroeというメーカーが作っていたミノキシジル外用薬で、5%や6%のものが存在したようです。
2018年中にロート製薬から発売されることが決定
2018年10月9日にロート製薬から「2018年内にミノキシジル外用薬を発売する」とアナウンスされました。
元々ロート製薬が力を入れていた再生医療関連の研究成果もフィードバックすることで、毛乳頭だけでなく脂肪由来間葉系幹細胞にもミノキシジルが作用することを突き止めたそうです。
報道によればミノキシジルの効果をさらに高めるための成分をプラスされる可能性が高し。
ミノキシジル外用薬の弱点である生え際にも効果があるようなら、一気にミノキシジルのトップに上り詰めそうですね。
おそらくリアップと同じくドラッグストアーで売られるOTC薬となるでしょう。
大正製薬としてはアンファーのメディカルミノキ5発売以上の脅威となりそうです。
さらに2018年11月17日に発売が決定。
税抜き7000円とのこと。
うーん。高い。
育毛外用薬の販売はジェネリック専業メーカーには辛い?
大正製薬のリアップシリーズのように、製薬メーカーが自分で売ればいいじゃないかと思いがちですが、育毛外用薬の場合はなかなかそう簡単にはいかないようです。
ジェネリック専業メーカーは中小企業の域を脱しないレベルの企業体力しか無いため、多大なマーケティング費用・能力が必要とされる育毛外用薬での世界はなかなか厳しいようです。
大正製薬リアップやアンファーのようにテレビCMをガンガン打つ体力はありません。知名度が無ければ売れない世界ですから、中小企業には厳しいのでしょう。
だからこそロート製薬には期待していたのですが…。残念です。
ちなみにシオノケミカル株式会社が申請している「加美乃素デルタ」も育毛剤メーカーとの提携のようです。加美乃素Aシリーズなる「カミゲンE(延命草抽出エキス)」が配合されたらしい、さっぱり効きそうにない育毛剤を発売しているメーカーとの提携ですね。カミゲン(=髪源)っていうネーミングセンスどうにかならなかったのでしょうか。
それにしても延命草って何者ですか。延命草から抽出したエキスとか言われても、髪の毛が生えてくる気配がさっぱりしません。コカ・コーラでも髪にぶっかけてた方がまだマシっぽいです。安いのが不幸中の幸いでしょう。
育毛剤メーカーを間に挟んでしまうと、どうしても価格が高くなってしまいます。
自社で安く発売する男気あふれるジェネリックメーカーは現れないのでしょうか?
薄毛男子から猛烈に支持されると思うのですが…。
ミノキシジル外用薬は製造が難しい
なお、ミノキシジルの外用薬は錠剤タイプと比べるとなかなか作るのが難しく、品質が安定しないようです。ジェネリック専業メーカーが大手製薬会社が開発した頭痛薬や風邪薬を真似するのとは訳が違うんですね。
スカルプD メディカルミノキ5も使用感がいまいちという報告がチラホラ出てきています。もしかすると今後もリアップの1強状態が続くのでしょうか?競争しあって価格が下がるのがミノキシジル医薬品を使う薄毛人にとって最良のシナリオなんですがね。
やっぱり本家、リアップX5がしばらくは安泰っぽいです。
プロペシアなどフィナステリド医薬品4種の違い
現在日本で入手できる主なフィナステリド錠だけでもプロペシア、フィンペシア、フィンカー、プロスカーと4種もあり、フィナステリド初心者にとってどれを選べばいいのか大変わかり辛くなっている現状があります。2018年現在ではフィナロイドなど新しいフィナステリドジェネリックも登場しています。
この記事はフィナステリドのことをもっと皆さんに知ってもらうために、価格、含有量、入手経路などで詳細に比較しました。自分に最も適したフィナステリド錠が見つかれば幸いです。
どれも同じ成分で出来ている
フィナステリド錠(Finasteride)は主なものだけでも4種類あります。プロペシア・フィンペシア・プロスカー・フィンカー。どれも似たような名前ですので混乱して何がなんだかよくわからない人も多くいるのではないでしょうか。
まずこの4つの医薬品を理解するための最も重要なキーワードを覚えましょう。それは「全て同じ成分の医薬品である」という事です。これら4種の医薬品は全てフィナステリドという成分で出来ており、あくまで製品名が違うだけなのです。
「じゃあどれも同じ効果があるの?」「どれを飲んでも同じなの?」という疑問が浮かんだことでしょう。まさにその通りです。基本的に成分が同じならばどれを服用しても効果は同じはずなのです。
ただし、そんなに単純に事は片付きません。たしかに成分は同じですが、製造元が違ったり、あるいはフィナステリドの含有量が違ったりと各医薬品間で差はあります。また価格も当然違いますし、入手可能経路も違います。そのあたりの差をきちんと理解した上で自分にあった医薬品をセレクトしましょう。
フィナステリド4種の違い
まずは各医薬品の基本的な仕様に基づいて分類してみましょう。ジェネリック医薬品という言葉はみなさん耳されたことがあるかと思います。ジェネリック医薬品とは日本語にすると後発医薬品です。それに対して先発医薬品も存在します。先発医薬品とはその名の通り「一番最初に開発された医薬品」の事です。医薬品メーカーが多大な研究開発費を投じて開発しているために価格が高くなりがちです。その分いわゆる正規品的な位置づけにあるので安全性は最も高いと言えるでしょう。
それに対してジェネリック医薬品(後発医薬品)は特許が切れた先発医薬品の成分をそっくりそのまま真似て作られたものです。もちろん特許が切れているわけですからなんら法的には問題ありません。研究開発費などが必要ないので価格も抑えられるというわけです。また、インドでは医薬品特許そのものが存在しないために、アメリカ・日本などではまだ特許が有効な医薬品でもすぐにジェネリックが製造されます。
先発医薬品・・プロペシア・プロスカー
ジェネリック(後発医薬品)・・フィンペシア、フィンカー
AGA治療の際の推奨フィナステリド量は1日1mgとされています。0.2mg程度でも十分効くといった研究結果もでていますが、現在広く普及しているプロペシアは1mgなので、ここではそれをベースに話を進めていきます。1錠あたりのフィナステリド含有量は以下の通りです。
1mg・・プロペシア、フィンペシア
5mg・・フィンカー、プロスカー
これらを図にまとめてみました。
このように分類することができます。何度もしつこく申し上げますが、各医薬品の成分はどれもフィナステリドなので一緒です。あくまでフィナステリドの含有量や、製造メーカーが違うというだけなのです。
入手経路
プロペシアは国内の病院で処方してもらう事になります。お医者さんから処方してもらえるので安心感を抱く方も多い反面、わざわざ病院まで足を運ぶのが面倒、忙しい、恥ずかしい、といった声も多く聞かれます。その他の3種はいずれも個人輸入で海外から取り寄せることになります。「輸入って何だか難しそう」と思われる方もいるでしょう。ただ今は便利なものでインターネットショッピングの感覚で簡単に手続きできるようになりました。それこそ楽天などで物を買うのと全く変わらない簡単さです。自分の住所を打ち込んで、決済方法を選ぶだけです。もちろクレジットカードも使えます。
価格の違い
各医薬品の違いは価格にも表れています。ここでは文章で表現するよりも図を見ていただいた方が直感的に理解が早いかと思います。プロペシアは国内の病院で処方してもらう形になるので、薬価に加えて診察料がかかってしまいます。1ヶ月分で最安値だと4200円、一般的には7000円から8000円程度が相場です。
それに対してフィンペシアは1年分をまとめ買いすると1ヶ月あたり数百円しかかかりません。プロペシアと比べると劇的に安いのがお分かり頂けるのではないでしょうか。プロスカーも同程度です。フィンカーはさらに安いです。
プロペシア(フィナステリド)は1日おきに服用してもいい?
プロペシア(フィナステリド)は毎日1錠服用するように決められた医薬品です。
もし1日おき、つまり2日で1錠服用すると効果は全く無くなるのでしょうか?
結論から言うと、1日おきでは効果が激減します。
毎日飲まないと効果が薄れる
プロペシア(フィナステリド)は毎日服用する事が強く推奨されています。
プロペシア(フィナステリド)は飲んですぐに抜け毛を防ぐような力は持っておらず、男性ホルモンの一種であるDHTの体内での生成を防ぐことで、数ヶ月をかけて抜け毛を減らしていきます。
このDHTの生成を安定して防ぎ続けるためには、常に体内にプロペシアの有効成分(フィナステリド)が存在する状態でなくてはなりません。毎日医薬品を服用する事で体内に有効成分が安定して留まっている状態になることを「定常状態」と呼びますが、一日おきの服用ではこの定常状態を維持し辛くなります。
以下のグラフは、プロペシア(フィナステリド)の血中濃度を表したものです。
24時間で完全に有効成分が身体から完全に無くなっていることがグラフから読み取れますね。
簡易化してみましょう。
毎日1回服用する度に、血中濃度のフィナステリドの値が高まります。
もし1日おきに服用するとどうなるでしょうか。
服用してから24時間後にはフィナステリドの血中濃度はほぼ0になり、その後24時間は全く薄毛対策(DHT対策)ができないことになります。
1日おきのプロペシア(フィナステリド)服用では、血液中に有効成分がほとんど存在しない時間が長くなってしまうのです。その時間帯は薄毛の原因となるDHTが体内で生成されてしまい、薄毛が進行してしまいます。これではフィナステリドの治療効果は半減、あるいはもっと弱まってしまうでしょう。
分割するのも1つの手
もし費用面で毎日の服用を続けられない場合は、プロペシア(フィナステリド)1mg錠を分割して服用するという方法もあります。
プロペシア(フィナステリド)には1mg錠と0.2mg錠があり、製薬会社によって両錠とも治療効果はあまり変わらないという調査結果が出ています。
1mg錠を半分に分割すると0.5mgです。これを毎日服用すれば1mgと薄毛改善効果にほとんど差は無いでしょう。
ただし、プロペシア(フィナステリド)は分割して服用することが想定されていないため錠剤に割れ目がついておらず、分割するには、このようなピルカッターで割る必要があります。
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この際に有効成分が周囲に飛散し、同居人などが誤って体内に吸収してしまう恐れがあり大変危険です。特に妊娠中の女性がフィナステリドを吸収してしまうと胎内の子供に悪影響が出る可能性があるために絶対に避けるべきとされています。分割する場合は注意するようにしてください。
まとめ
プロペシア(フィナステリド)は毎日飲むようにしてください。
1日おきでは効果が激減してしまいます。
豆乳(イソフラボン)は薄毛に効果なし!
よくある悩み
「豆乳は薄毛に効果がありますか?
豆乳は薄毛に効果があるという話を聞きましたが本当なのでしょうか?
薄毛対策に毎朝コップ一杯の豆乳を飲んでいます」
答え:
豆乳は薄毛を改善させるだけの力はありません
健康食品として人気のある豆乳は、残念ながら薄毛を改善させる力は持っていません。
豆乳が薄毛に効果があるという説は、豆乳の主原料の大豆に含まれるイソフラボンに由来します。
イソフラボンは女性ホルモンと似たような作用をもたらすとされており、女性には薄毛が少ない事からイソフラボンの摂取が薄毛に効果があるのではないかという説です。
AGAの主原因は体内で生成される男性ホルモンの一種・DHTによるものですが、ラット(ねずみの一種)を使った実験でイソフラボンがDHTの生成を抑えるとことが確認されています。
雄のラットに毎日3gのイソフラボンを含んだ餌を与える事で体内のDHTが半減したんですね。
この実験結果が元になり、人が豆乳を飲めば髪の毛が生えて薄毛が治る!という説を唱える人がたくさんいますが、騙されないでください。真っ赤な嘘です。
イソフラボンを摂り過ぎると健康被害がある
体重500gのラットに対する3gのイソフラボンを、体重70kgの人間に換算すると実に420gのイソフラボンに該当し、健康被害を及ぼす多大な量となってしまいます。
食品安全委員会によれば1日のイソフラボン摂取目安量の上限値は75mgとされています。
その2倍を長期間摂取した場合に、女性に対して有意な健康被害が出現する事が確認されています。
髪の毛を生やすための人間が毎日イソフラボン420gを摂れば確実に健康被害が出るでしょう。
髪の毛を生やすだけのイソフラボンを食品から摂取するのは無理
また、もし420gのイソフラボンを摂取するには豆乳であれば1.7L、豆腐は6丁、納豆は12パックが必要となります。
毎日摂取するのはとても無理な量です。
皆さんは豆乳を毎日1.7Lも飲み続けられますか?
もちろんサプリメントであれば420gのイソフラボンを摂取し続けることは可能でしょうが、そもそもそれだけ摂取すると健康被害が生じます。
豆乳の原料となる大豆は栄養価に大変優れた食品ですので、適量を摂取することは健康に対してプラスに働くのは事実。
だからといって、豆乳をAGA治療の特効薬といった捉え方をすることは現実的ではありません。
カプサイシンとの相乗効果など無い
関連する注意点として「カプサイシン」があげられます。
イソフラボンとカプサイシン(唐辛子等に含まれる)を同時に摂取する事で、発毛効果・育毛効果が得られるといったうたい文句のサプリメントが市場に存在しますが・・・
カプサイシンとイソフラボンの同時摂取には、何の発毛効果もありません!
研究結果は捏造されたもので、発毛業界では有名な事件です。
この根拠となった研究自体にデータの捏造があったと研究元の大学の調査で判明し、研究に関わった研究者はそれぞれ懲戒免職や停職処分を受けています。
岡嶋研二 - Wikipedia
研究不正による処分
熊本大学、名古屋市立大学在籍時の全19報の論文に、データの流用またはねつ造及び改ざんが認められ、2012年、停職6か月処分を受けている。そのため、日本学術振興会からも「特定不正行為に関与したと認定された者」(規程第15条第1項第1号(イ))に該当すると認定されている。
研究者自身が育毛サプリメントの販売に深く携わっていたため、サプリメントの販売量を増やす目的で研究の捏造をおこなったのではないかと考えられています。
2007年ごろは「カプイソ育毛法」として、それなりにブームになっていました。
いまだに「ダブルインパクト」という名前のサプリが販売されていますが、売れてるんですかね?
あの頃に騙されてイソフラボン&カプサイシンサプリを買った人は怒っていいですよ。
この研究者は今名古屋のAGAクリニックの院長をされていて、そこでもイソフラボン&カプサイシン理論だのIGF-1育毛理論とやらを主張している始末。
なんだかねえ。
健康にはいいから適度に豆乳(豆腐など)は摂ろう
豆乳を飲んだだけで発毛はしませんが、大豆製品が身体にいいのは間違いありません。
イソフラボン目的ではなく大豆に含まれる良質なタンパク質・アミノ酸は身体に必要なものです。
豆乳はもちろん、豆腐、納豆などの大豆製品は適度に生活に取り入れていきましょう。
結論:
豆乳やイソフラボンは薄毛改善には効果がない!
でも健康にはいいからたまに飲もう
若新雄純はミノタブ副作用で全身脱毛する羽目に
最初に結論:
ミノタブを飲むと頭髪だけでなく全身の毛が増える副作用がある
副作用であまりにも体毛が増えすぎて全身脱毛をせざるをえない人も
AGA治療(ミノタブ)で改善したことを公表している若新雄純さんとは?
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科の特任准教授やNEET株式会社の発起人としても知られる「若新雄純」さん。
多種多様なご活躍をされていてテレビ番組のコメンテータとしても目にする機会が多い方です。
そんな若新雄純さんが、2020年をめどに実用化を目指している国内の毛髪再生医療のニュースの際に、ミノタブを飲んでいることをネットテレビの番組でコメントしていました。
・20代頃から薄毛が始まってショックを受けた
・ミノキシジルタブレット(ミノタブ)を7年前から飲んでいる
・ミノタブで髪の毛が増えたが、服用をやめると減ってしまう
・全身の毛が増えてしまうので全身脱毛に通っている
若新雄純さんは男性としては珍しく年齢を非公開にされているようで、現在何歳なのかは不明です。
しかし大学卒業年度などから推定するに30代前半なのではないかとささやかれています。
つまり20代前半でミノタブを飲み始めたということですね。
若新雄純さんの公式サイトではM字ハゲが進行して深刻な状態になっている写真が掲載されています。
現在の髪の毛を見ると、かなり改善されている様子がわかります。
やっぱりミノタブって効くんですね。
M字の最奥部は前髪で隠れていますが、最悪の状態よりは随分と生え際が前進しています。
ミノキシジル外用薬(頭に塗る)であるリアップは生え際・M字ハゲにはあまり効果が無い傾向にありますが、内服薬であるミノタブの場合は関係ありません。
そもそもミノタブって何?普通のミノキシジルと違うの?
一応ミノタブとは何なのか?ということにも軽く触れておきましょう。
ミノタブとはミノキシジルタブレットの略で、ミノキシジルの錠剤版のことです。
リアップX5やメディカルミノキ5のように日本国内で認可されているのは、ミノキシジルの外用薬(頭にを塗る液体)。
ミノタブことミノキシジルタブレットは日本国内では認可されていない医薬品で、海外から個人輸入しなければいけません。
ミノタブは血行を促進して髪の毛を生やすのではなく、発毛因子を増やすことで発毛を実現させているのだと考えられています。
「考えられています」という曖昧な表現にしたのは訳があって、実はいまいちミノタブのメカニズムって解明されていないんですよね。
ミノタブ副作用で全身脱毛せざるをえないぐらい体毛が増えた
ただ、ミノタブを服用して「全身脱毛が必要なぐらい体毛が濃くなってしまう」という点をあげているのは見逃せません。
これこそがミノタブの最大の副作用でしょう。
同じミノキシジル医薬品でも、頭皮に塗るリアップは基本的に毛髪しか生えてきません。
有効成分ミノキシジルが体中に巡ることはなく、頭皮付近の毛乳頭細胞にしか働きかけないのでしょう。
それに対して錠剤を服用するミノタブ=ミノキシジルタブレットは、有効成分が腸から吸収され、血管を通して全身に巡ります。
そのため理論上は全身の毛が濃くなってしまうというわけなのです。
若新雄純さんのように全身脱毛が必要なぐらい体毛が濃くなってしまうケースが報告されると、ミノタブの強力な発毛効果に対して改めて感心しちゃいますね。
全身脱毛は数十万円かかる
ちなみに全身脱毛はかなりお金がかかります。
手足、胸、腹を全て行うとすると、1年で脱毛クリニックに8回は通って30万円以上は確実にかかります。
それだけ頑張っても完全には脱毛できません。
しっかり全身脱毛をするなら50万円は覚悟しないといけませんね。
女性レベルにツルツルにするなら100万円以上はかかります。
髪の毛を生やすためのミノタブの費用より、副作用による全身脱毛の費用の方が多くなるのはちょっと皮肉なものです。
毛髪再生医療が実現すれば、全身脱毛費用に使っている費用をそのまま毛髪再生医療に充てられるんですけどねえ…。
1日でも早く実現・実用化してほしいものですが、費用的に2020年の段階で一般人は毛髪再生医療は受けられないと考えています。
詳しくは以下の記事でどうぞ。
まとめ
・ミノタブを飲むとあまりにも効きすぎて、体毛が増えすぎる
・全身脱毛に通わざるをえないぐらい増える人もいる
これはミノタブの最大の副作用・デメリットです。
ミノタブの副作用で全身脱毛に50万円かけるなら、自毛植毛で後頭部の毛を移植してしまった方が費用対効果は上回るでしょう。