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AGAと戦う人に読んで欲しいブログ

AGA(男性型脱毛症)・自毛移植・薄毛について調べた事を書くブログ

プロペシアの特許切れ前にジェネリックが出た訳

AGAコラム

2005年に当時の万有製薬、現在のメルク(MSD)が本家のプロペシアを国内で処方開始してから10年以上が経ちました。

プロペシアミノキシジル(リアップ)と並んで日本の薄毛治療を根本的に変えた大功労者だったと思います。怪しげな育毛剤、育毛シャンプーや育毛サプリメントはいまだに跋扈していますが、それでもだいぶ売上をプロペシア等に取られてしまっています。健全な傾向ですね。科学的根拠も治療効果も無い育毛剤にお金を使ってはいけません。

本家プロペシアの特許はまだ切れていない

プロペシアの日本国内特許は2019年まで残っています。
それにも関わらず本家メルクのプロペシアではなくてファイザーが製造した「フィナステリド錠1mg」が既に発売されています。

なぜこのような事が起きたのでしょうか?
プロペシアの特許が切れていないのに他のメーカーが勝手にジェネリック医薬品(後発医薬品)を製造・販売してもいいのでしょうか?

その訳は海外からの安価な個人輸入によってプロペシアの売上が思った以上に伸びないことにメルクが危機感を覚えたと市場では推察されています。今やインターネットで簡単に海外から医薬品を個人輸入できる時代で、それはプロペシアも例外ではなく、同じ有効成分フィナステリドが含まれた得体の知れない海外医薬品(主にインドメーカー)が売れに売れまくっています

そりゃ、インド製のフィナステリドが売れるのは当然です。
安いですから。
というか本家プロペシアが高すぎるんですよね。

保険適用されない医薬品なため、以前よりは下がってきたとはいえ未だに平均的には28錠4週間分が7000円前後で処方されています。
これでは20代などの若年層は気軽に試しにくいと言わざるをえません。
3000円ぐらいに下がって欲しいところですが医薬品メーカーのコスト的に厳しいでしょう。

そこでメルクはED治療薬を手掛けている製薬大手ファイザージェネリックを製造する許可ライセンスを与えて、販路を拡大しようとしたのではないか。
こう市場関係者の間では囁かれているわけです。

ファイザー製によって価格は若干下がり、知名度は上がる

本家メルクのプロペシアと、ファイザー製のジェネリックであるフィナステリド錠は価格的には1000円ほどしか変わりません。そこまで価格インパクトは無さそうですが、人間というものは選択肢が1つよりも選択肢が2つあった方が決断しやすい生き物。

従来は、

しか無かった選択肢により「高いな…やめとくか」となっていた層が、

となれば人間の心理的にどうなるでしょうか。
「1000円安くなってる!試してみよう」となりがちなんです。


選択肢が少なすぎても多すぎても選べないが、逆に適度な選択肢が与えられると選びやすい。
これは心理学的に実験を重ねて立証されている客観的事実です。

たったの1000円とは言え価格が下がり選択肢が増えたことでプロペシア+ジェネリックの総売上は従来よりも間違いなく上がるでしょう。
これをメルクは狙ったものと思われます。
特許が切れる前にファイザーに製造許可ライセンスを与えて収益化したかったのでしょう。

以上、プロペシアの特許はまだ有効なのにジェネリックが発売された訳でした。
1000円ほど価格が下がったとは言え、毎月服用しなければならない医薬品としてはまだまだ高い。
あと半額ぐらいになるともっと多くの男性型脱毛症に悩む男性が試しやすくなるんですけどね。
それまではインド製ジェネリック個人輸入する人は後を絶たないでしょう。

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