その育毛剤、効かないよ?

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毛髪再生医療がついに実用化寸前!?

心臓や肝臓よりも先に毛髪再生医療が実用化しそうな気配

iPS細胞などに代表される再生医療が注目を集めていますが、なんとその再生医療の先頭を走るのが「薄毛治療」。

なぜ薄毛が再生医療の先頭を走っているんでしょうか?
心臓・肝臓など人間にとってもっと重要な臓器を最優先で研究したほうがいいんじゃないでしょうか?

その訳は作るための「難易度」と「リスク」にあります。

心臓等に比べると髪の毛を作り出す毛包細胞は、もし失敗しても人体に与えるリスクが低いですよね。
だって心臓を再生医療で作り出して移植したはいいけれど、もし途中で不具合を起こしたら致命的なことになるじゃないですか。
だから慎重に実験・研究を進めないといけない。

それに対して薄毛を治す発毛再生医療はもし失敗しても死ぬことは無いです。

ってことでリスクが低い。さらに心臓などの臓器よりも単純な作りになっているのではるかに簡単に作れそう!という事もあって、もう少しで実用化が見込めそうな気配になっているんです。

2020年頃には一般の人も毛髪再生医療が受けられるという空気になってきました。ただ、費用は超高額になりそうですが今から貯金して数年後の実用化に向けて準備しておくのもいいかもしれませんね。自毛移植のように薄毛が進行しすぎて移植すらも無理になってしまった重度のAGAの人でも、毛包細胞培養技術のおかげでいくらでも毛を作り出せるそうです。

発毛再生医療には超期待。
もうプロペシアなんか必要なくなるのかもしれません。
お金があればの話ですが…。

国内では資生堂と京セラが火花を散らす

毛髪再生医療を研究している資生堂陣営と京セラ陣営が火花を散らしています。先に実用化すれば株式市場へのインパクトも強そう。現に京セラは研究進捗状況を発表したところ株価が3日連続で上昇したそうです。

京セラが3連騰、理研らと毛髪再生医療の共同研究 | 個別株 - 株探ニュース

12日、京セラ <6971> が理化学研究所、オーガンテクノロジーズと脱毛症治療に向けた再生医療技術分野で共同研究を始めると発表したことが買い材料視された。

共同研究では、毛包器官を再生して脱毛症を治療する技術や製品の開発を行う。同社は長年培ってきた微細加工技術や生産技術を応用し、細胞加工機器を開発する。2020年の実用化を目指す。

発表を受けて、毛管再生医療の実用化による新たな事業基盤の確立に期待する買いが向かった

どちらが先に実用化できるのか。仁義無き戦いが繰り広げられています。

調べたところ資生堂も毛髪再生医療のニュースで株価が上がったことがあるらしいです。

http://kabukei.jp/posts/142215
資生堂<4911.T>が反発。この日、午前8時30分にカナダのバイオベンチャー企業RepliCel Life Sciences社(レプリセル社)の「毛髪再生医療技術(RCH―01)」導入に関し、人口21億人を擁する日本を含むアジア全域を対象とした技術提携契約について基本合意したことを発表した。資生堂はレプリセル社に対して契約金として4億円を支払うことになる。今後、レプリセル社の毛髪再生医療技術と資生堂の技術を組み合わせ、専門医とも連携することで、脱毛症や薄毛に悩む人に美容と医療を融合した安全で有効な毛髪再生医療の事業化を5年をめどに目指す方針。

資生堂の株価は9時24分現在1522円(△64円)

この記事中のレプリセルは資生堂に実際に毛髪再生医療の技術を提供しているカナダのベンチャー企業なんですが、こちらも急激に株価が上昇中です。
jp.advfn.com

伸びに伸びまくって結局頓挫したアデランスの「ジガミ Jigami」

資生堂の毛髪再生医療は当初2018年の実用化を目処にしていましたが、2017年現在は2020年あたりに延びてしまっています。
大抵この手の技術の実用化・量産化は延びに延びまくるもの。

最悪の場合はアデランスの毛髪再生医療「ジガミ Jigami」のように頓挫してしまう可能性も無くは無いです。

アデランスはアメリカのボズレー・メディカル・インスティチュートを77億円で買収して毛髪再生医療に古くから取り組んできました。
2014年ごろに実用化の予定というニュースが盛んに流れていまいたが、2012年頃を境に途端に報道やプレスリリースが無くなり、ついに毛髪再生医療からの撤退してしまいました。

技術の実用化の目処が立たなかったか資金が枯渇したのか内情はわかりませんが、アデランス的には増毛市場がプロペシアや自毛植毛に侵食される中で、毛髪再生医療を企業の次の収益源としたかったことは想像に難くありません。
今後業界内でのアデランスの立ち位置は非常に厳しいものへと追い込まれていくでしょう。

実際の実用化はいつ頃になるのか

資生堂、京セラ陣営ともに2020年を目標に研究開発を続けていますが、そう上手く行くとは思えません。
個人的にはおそらく2020年代の中頃にまでずれ込むと予想しています。

毛髪再生医療に過度な期待を抱くのは避けて、今のところはプロペシアや湘南美容外科クリニック!のような自毛植毛クリニックで薄毛を乗り切るしか無いでしょう。

今後も当ブログでは毛髪再生医療に関して重大なニュースがあったらどんどんと届けていこうと思います。

こちらの記事も参考にしてください。
aga-aga.hatenablog.jp

1年でも早く実用化されると嬉しいですね!