その育毛剤、効かないよ?

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リアップやミノゲイン、リグロEX5はOTC医薬品!…OTCって何?

ミノゲイン・リグロEX5・リアップなどのミノキシジル外用薬は、いわゆる「OTC医薬品」と呼ばれています。
この記事ではOTC医薬品が病院で処方される医薬品と何が違うのか解説します!

OTC医薬品って何?

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OTC医薬品=「Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)」の頭文字を取って名付けられたもので、薬局のカウンター越しに販売される医薬品のことです。

つまり、病院でお医者さんから処方される医薬品ではないってこと。

通称 法律上の正式名称 どこで購入できる? 具体的なAGA治療薬
OTC医薬品 一般用医薬品 薬局、ドラッグストアー ミノキシジル(リアップ、リグロEX5)
医療用医薬品 同じ 病院でお医者さんに処方してもらう フィナステリド(プロペシア)
デュタステリド

OTC医薬品ってのはあくまで一般名称であり、法律上の正式名称は「一般用医薬品」です。昔は「大衆薬」や「市販薬」といった通称で呼ばれていましたが、2007年よりOTCと呼ばれるようになりました。

第1類医薬品〜第3類医薬品までに分類される

OTC医薬品は第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品に分類されます。

第1類医薬品は効果・副作用ともに強いので、必ず薬剤師が常駐している薬局・ドラッグストアーで、薬剤師の指導のもと購入しなければいけないとされています。つまり薬剤師資格の無いただの店員さんしかいないところでは購入できないんです。

分類 概要
第1類医薬品 効果・副作用が強く注意が必要。店頭では薬剤師経由でしか手に取ることができないように、陳列されていない。薬剤師がいないドラッグストアーではそもそも販売できない。リアップ、ミノゲイン、リグロEX5、メディカルミノキ5が該当。
第2類医薬品 効果・副作用がまあまあ強めだけど、薬剤師を経由しなくても普通に購入できる。
第3類医薬品 そんなに効果・副作用が強くない。

もしドラッグストアーにリアップやリグロEX5の箱がずらーっと陳列されていても、中身は空箱です。必ず薬剤師から手渡しをしてもらわなければいけません。ちょっと面倒だけど、安全のために仕方ないんですよねえ。

何気に困るのが深夜はリアップやリグロEX5が購入しづらいってこと。なぜならドラッグストアーは深夜に薬剤師が常駐していないことが多いんです。朝から18時ぐらいまでしかいないってパターンが多め。

OTC医薬品は効果が弱い?

OTC医薬品は病院で処方される医療用医薬品よりも、効果は弱い傾向にあります。

一般的に医薬品は効果が強い=副作用も強い傾向にあるため、効果・副作用ともに強い医薬品はお医者さんの管理の元で服用するべきです。そのため効果が強めのものは医療用医薬品として分類されています。

OTC医薬品は副作用がそこまで強くないので、お医者さんの診察を受けなくても自分の判断で薬局にて購入できるようになっています。

ただしOTCも立派な医薬品です。ただの健康食品やサプリメントと比べると副作用は出やすいです。AGA治療薬のOTCとしてはリアップやリグロEX5が有名ですが、循環器系に重篤な障害を持っている人は慎重に使う必要があります。

OTC医薬品だから100%安全!などということはありません。必ず自己責任で副作用をしっかりと調査してください。

OTC医薬品は保険が適用されないが医療費控除は受けられる

保険は適用されませんが医療費控除は受けられる可能性があります。特定の成分を含んでいるOTC医薬品が「1年間で12000円を超えた分」が納税所得から控除されます。

ただしOTC医薬品の成分は限られており、薄毛に使えるOTC(リアップ、リグロEX5など)は除外されています。まあ当然ですね。病院で処方されるAGA治療薬のフィナステリドやデュタステリドも保険は適用されません。薄毛は治さなくても寿命が縮むわけじゃないですから。