その育毛剤、効かないよ?

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自毛植毛のFUEの定着率がFUTより20%も悪い理由

自毛植毛にはFUT法とFUE法がありますが、それぞれ移植した毛の定着率にずいぶんと差があります。

手術法 定着率
FUT 90%
FUE 70%〜80%

FUTとFUEでは最大で20%ほどの定着率に差が付くことがわかっています。もし2000本を植毛した場合、実に400本もの差がでることになります。

なぜ同じ自毛植毛なのにこれだけ差がついてしまうのでしょうか?

FUE法はパンチでくり抜く時に毛根をぶった切るから

FUTとFUEの最大の違いは毛を採取する方法です。

FUTは四角形のそれなりに幅広い面積にメスを入れて、数千本の髪の毛を皮膚ごと一気に採取します。採取した皮膚を手作業で1つ1つの毛根ごとに切り離し、それを植毛するわけです。この方法だと毛根をメスで切ってしまって使い物にならなくなることが少ないんです。

FUEはパンチで1つ1つの毛根ごと、直接頭皮からくり抜いていきます。その時にどうしても一部の毛根をパンチでぶった切ってしまうんですよね。ぶった切ってしまった毛根は頭皮に移植しても髪の毛は生えてきません。

だからFUEはFUEよりも定着率が悪いんです。

少しでも多く植毛したい人はFUTがいい

このような理由でFUTの方が植毛効率がいいとされています。

最近ではFUEもロボットを使った効率のいい毛根採取をしているクリニックもあります。でもFUTの定着率には及びません。

もし1本でも多く植毛をしてボリュームを維持したい人はFUTを選びましょう!