その育毛剤、効かないよ?

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プロペシアとジェネリックの効き目は同じ!もはやプロペシアは用なし?

【最初に結論】
プロペシアとジェネリックのフィナステリド錠の効き目は全く同じ。
1ヶ月分あたり2000円ほど安いプロペシアジェネリックを選ぶべきです!
湘南美容クリニック であれば月額3000円でジェネリックを処方してもらえます。

プロペシアとジェネリックの効き目は同じ

2005年12月より日本で処方が開始されたプロペシア。
その後10年近くにわかって日本国内の薄毛治療に大きな貢献をしてきたこの偉大な治療薬も、現在はその役目を終えようとしています。


本家プロペシアの処方開始から10年後、2015年2月19日ファイザーよりプロペシアのジェネリックの承認が取得され、2015年4月6日より病院でも処方が開始されています。
その後は以下のようにゾロゾロとジェネリックが発売されました。

フィナステリド錠「ファイザー」
フィナステリド錠「サワイ」
フィナステリド錠「トーワ」
フィナステリド錠「クラシエ」
フィナステリド錠「SN」
フィナステリド錠「武田テバ」
フィナステリド錠「FCI」

これらのジェネリックと、本家プロペシアの効果に差はあるのでしょうか?
答えはノー。

薄毛の改善効果は全く同じなのです。

ジェネリックとは

そもそもジェネリックとは何でしょうか?

医薬品の開発には多額の設備投資、研究費用、臨床試験費用がかかります。
当然プロペシアを開発するにも多くの資金が投じられており、少し高めの価格に設定しなければ投じた費用を回収できません。

それに対してジェネリックはプロペシアの成分を真似て作ればいいので、基本的に研究費用が必要なく、価格を抑えることができるのです。

成分は本家と同じで、価格が安い。
これがジェネリックなのです。

効き目:プロペシア = ジェネリック

価格:プロペシア <<< ジェネリック(安い)

ジェネリックとプロペシアの異なる点

ジェネリックとプロペシアは、かんじんの薄毛に対する効き目を持つ「有効成分」は全く同じです。
それぞれフィナステリドという有効成分を採用しており、1錠あたり1mg含まれる点も同じです。

それに対して異なるのは、有効成分をコーティングする添加物です。
プロペシアもジェネリックも粉末ではなく錠剤タイプなので、有効成分フィナステリドをコーティングして錠剤にしなければいけません。
この際に使う添加物によって、錠剤の「味」「色」「形」「大きさ」などが変わってくるのです。

でも有効成分フィナステリドが同じなら、添加物が多少異なっても効き目には一切変わりはありません。

添加物の違いによって効き目が変わるという説もある?

「添加物が異なると効き目に違いが生じる」といった主張も一部あるようですが、気にしなくて問題ありません。

ジェネリックはプロペシアの成分を真似て作れるので臨床試験が必要ないとはいえ、「安定性試験」「溶出試験」「生物学的同等性試験」といった、国内ジェネリックの基準を満たすための試験は通過しなければいけません。

そのため、添加物が異なるからといって、ジェネリックがプロペシアよりも効き目が劣るということはまずありえないのです。どの国内プロペシアジェネリックも国内の厳しい基準を満たしているので、薄毛改善効果に差は無いと考えてください。

ただし海外ジェネリックは別

ただし、厳しいジェネリック試験を課せられるのは日本国内の製薬会社に対してのみです。インドなどの海外メーカーに対してジェネリック試験は行われていないため、日本のプロペシアジェネリックと比べると何らかの効き目の差などが存在する可能性は0ではありません。

効き目の差以外にも問題が生じることがあります。

新興国のメーカーは、日本国内の製薬会社とは製造品質に差があるため、不純物が混入していることもあるでしょう。また、日本国内では発がん性があるとして使用が禁じられている成分が入っている事も。海外ジェネリックにはこのようなリスクが存在します。

本家プロペシアよりもジェネリックの方が優れている点

価格が安い

まず何と言っても価格でしょう。

AGA治療で有名な病院では、本家プロペシアは28錠6500円程度で処方、ジェネリックは28錠4500円程度となっています。一部の大手AGAクリニックではさらに安く3000円程度でオリジナルフィナステリドジェネリックを処方しているところもあります。表にまとめてみましょう。

本家プロペシア 6500円
ジェネリック 4500円
湘南美容クリニック(HRタブレットAi) 3000円

※全てフィナステリド1mg錠

といった処方価格の差があります。

1ヶ月分で2000円ほどジェネリックの方が安くなっているため、年間にすると24000円近くになります。湘南美容クリニックのような病院では1ヶ月3000円でジェネリックを処方していますので、さらに費用を抑えることもできます。

30錠ボトルが選べる

ジェネリックによっては28錠シートではなく、30錠ボトルも発売されています。
30錠ボトルは本家プロペシアには無い規格です。

シートから毎回錠剤を取り出すのがめんどくさい人にはボトル型の方が便利かもしれません。

まとめ

もはや本家プロペシアを選ぶメリットは全くありません。

毎月2000円近く高い本家を選ぶのではなく、ジェネリックを使うことで年間2万以上を浮かすことができます。浮いたお金で体調を整えるサプリやリアップ等を使った方が、より薄毛を改善させることができるでしょう!